|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ビー : [びー] (n) bee, (n) bee ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ビーストバインド トリニティは、現代を舞台としたテーブルトークRPG(TRPG)である。ビーストバインドシリーズの第3作。 2010年9月にエンターブレインから発売された。藤浪智之、矢野俊策と改版ごとに交代してきたシステムデザイナーは、今作では重信康が起用されている。 以後、この項目では、第1作である『BEAST BIND 魔獣の絆 R.P.G』を示す場合は「無印」、第2作であるおよび『BEAST BIND NEW TESTAMENT 新約・魔獣の絆』を示す場合は「NT」と表記する。 == 世界観の概要 == ゲームの舞台となるのは『無印』『NT』と同じく現代世界である。このゲームの世界では怪物、妖怪、宇宙人などの様々な人外なる者が人間社会からは隠れて住み着いている。そのような人外の存在たちを総称して「魔物」と呼ぶ。人間と魔物の最大の違いはエゴ(自我)の強さである。全ての魔物たちは何ものをも捨ててでも自分のエゴを成そうとする。そして、強いエゴを持つものは奈落と呼ばれる超時空的存在からエネルギーを引き出し現実を改変できるのだ。魔物たちが物理法則を無視した超自然的なパワーを発揮できるのはそれゆえである。より強力な魔物は自分のエゴを具現化した小世界(「ドミニオン」と呼ばれる)を作り出すことができ、その域にまで至った魔物は「ドミネーター」と呼ばれる。実は人間や魔物が住むこの地球も「地球ドミニオン」と呼ばれるドミニオンのひとつである。ドミネーターは明らかにされていないが、「地球の守護者」と呼ばれる使徒(アポスル)が存在している。 そして、人間にも魔物にもどっちつかずの半端者たちを「半魔」と呼ぶ。ビーストバインドシリーズはこの半魔たちを主人公(プレイヤーキャラクター)にしたゲームである。人間社会に惹かれる魔物や、魔物に共感を持つ人間たちが半魔と呼ばれ、人間の世界と魔物の世界の境界を渡り歩く彼らは双方の世界から半端者として扱われている。 『無印』の舞台であった西暦2000年以前は、人間と魔物は基本的に関わりあうことは少なく、魔物の存在は一般人の多くに隠されている。いざ関わりあうときは相手を傷つけようとするときがほとんどであった。しかし、新千年紀を迎えた『NT』からは地球ドミニオンで様々な魔物関係事件が頻発し、一般人たちの間でも都市伝説や怪談などで魔物たちの存在が少しずつ認識されつつあるという、世界変革の過程の時代を迎えている。半魔たちの中には、魔物が隠れすむことなく人間と手をとりあい共存できる世界がいつか来るかもしれないという希望を抱く者もいる。本作ではこの状況はさらに加速し、謎の勢力「虚無」が地球ドミニオンに侵入し、「地球の守護者」の翼をもいだことから、世界には怪事件がより頻発するようになった。また、守護者の翼がもがれたとき無数の羽根が世界中に散らばった。この羽根を手にしたものはすさまじいまでの力を得ることができるため、多くの魔物や半魔、事情を知る人間たちが羽根の争奪戦を開始している。 過去のビーストバインドシリーズのルールブックでは、より実際的な舞台として特定の都市の設定を詳細に紹介してきた。『無印』では「新宿」、本作では『NT』に引き続き「池袋」が紹介されている。池袋は虚無の襲撃により守護者が倒れた地であり、大量の羽根が散らばっているという。闇の世界の者たちはこぞって池袋に集結し、羽根をめぐった魔物たちのバトルロイヤルが夜な夜な繰り広げられている。天界の天使から魔界の悪魔までをも巻き込み、その規模は大きくなりつつある。その戦いが白日の下に晒され、全ての人間が真実を知ることになるのも近いかもしれない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビーストバインド トリニティ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|